1530人が本棚に入れています
本棚に追加
働かない頭で何を考えているんだか…
高熱であるにも関わらず軽く芯を持った其れは、
やわやわと括れと先端を撫で擦りながら往復する事数回で、滲み出した蜜が湿った音を奏でる。
同時に漏れ出した甘声が、耐える様子もなく耳を擽る。
「……ふぁっ、んっ、…フ…あぁ」
『藍、後ろ………力抜いてろよ?』
数時間前に俺の欲を掻き出すだけに留めた後孔は、
宛がった白い小さな固まりを何の抵抗もなく呑み込んでいく。
それどころか、粘膜の余りの熱さに、入れるソバからヌルヌルと溶けだしていく。
その様は、只、治療のための薬を入れているだけだというのに、何とも卑猥だ。
「……な、に?…何、入れ…た?」
『楽になる薬だ。…お利口だったから、約束通り気持ちよくしてやる。』
そう言うや否や、溶けかかった薬諸共、摘んでいた2本の指を根元まで突き入れた。
「やっ、んぁぁあ……っ」
跳ね上がりそうな程の衝撃だったのだろう。力の入らない身体がグンッと仰け反る。
.
最初のコメントを投稿しよう!