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―――…
「や、あっ……そっ……あぁぁっ」
前と後ろ…それぞれ藍の“好き”なトコロを執拗に弄り倒し、
僅かに残っていたらしい欲望の熱を吐き出させると、
藍はやけにスッキリした顔で眠るように気を失った。
『雅紀のお袋さん、流石だな…』
――― コレだけ熱が高ければ大した抵抗出来ないから、坐薬入れちゃいなさい!直ぐに吸収するから、熱の下がり方も早いわよ?
耳打ちされた言葉を思い出しながら、手淫に使った手に残る蜜を嘗めとる。
汗を掻いた全ての衣服と下着を脱がせて清潔な物を着けさせると、眠ったままの瞼にキスを落とした。
(藍、早く元気にならないとな?――…子供は、悪くても元気な方が良いんだぞ?)
ニヤリと笑う口元と対照的に自分の眼差しがヤニ下がっていたなんて、
本人も気付かない事を知っていたのは、俺を映す夜の窓だけだった。
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