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───…
誤解を解くのに随分と時間がかかってしまった
「貴哉君。僕、絶対信じてもらえてないよね」
「何かあったら俺が嫁に貰ってやるよ」
「そういう発言するからこうなったんだと思う」
まったく…僕だって怒るよ。
「ぷんぷん」
昇降口でこんなやりとりをしていると、後ろから僕の知らない声がした
「栄西君…お話したい事があります。少しよろしいですか?」
女子生徒が貴哉君を!
これは神様が苦労してる貴哉君のために願望を叶えてあげようとしてるのか!?
「あぁ。雄真、ちょっと待っとけ」
「うん!頑張ってね貴哉君!」
そう言うと貴哉君は親指を立てて行ってしまった
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