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翌朝
朝飯を食っているとBが変なことを言い出した。
B「昨日の夜さ、変な音聞かなかったか?」
A「変なって?」
B「いや、夜ちょっと目が覚めてトイレ行ったんだけどさ…
その時に外から何かを引き摺るような変な音聞こえてきたんだよ…。なんか気味悪くてさ。」
俺はBが俺達を怖がらせようとしてるんだなと思い「またまたー」と笑いながら言うとBは真顔で
B「ネタじゃねーって!マジ聞いたんだって!!」
と言い返してきた。俺は予想外の返事にちょっと面食らっていると
A「じゃあちょっと作業の前に周りを確認してみるか?」
と提案してきた。飯を食い終わった俺達は、Aの提案どおり別荘の周辺をちょっと散策してみる事にした。
周辺を散策してみたが、草が生い茂っていて先に進めない場所などもあったにはあったが特になにもなく、Bが動物の歩く音でも聞いたんじゃ無いかという話で落ち着いた。
その日はそのまま奥側の建物の片づけをし、もう1日くらいかかるんじゃないかと思ったが、意外と早くその日のうちに全て運び出せ、作業を完了することができた。
その日の夜
俺が寝ていると隣で寝ているBが俺を起してきた。
BはAも起したらしく
A「こんな夜中に何なんだよ!」
B「耳澄まして外の音聞いてみろ!」
と小声で言って来た。俺とAは何なんだよ…と思いながら聞き耳を立ててみると、
『ズズ…ズズ…』
と何かを引き摺るような音が聞こえる。
俺とAは顔を見合わせBに…何あれ?と聞くと
B「俺が解るわけねーじゃん!だから言ったろ?」
と返してきた。動物の音にしてはなんか規則的過ぎるし、そもそもあんな音を立てるような動物は全く想像がつかない。
俺「窓から外を確認してみないか?」
と提案した。AとBも怖かったみたいだが、音の正体は皆気になるので窓のほうへと3人で移動し、カーテンを少しずらして外を見てみた。
すると、もう一つの建物の玄関のところに何かがいる。
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