ボクとキミとの入学式

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入学式が始まって 一年生の入場。 少し緊張していると 前に並んでいる海が 海「大丈夫だよ」 と笑いかけてくれた。 入場が始まり 一組、二組… あっちなみにボクは2組 先輩達がこっちを見てる。 わぁぁ なんか妙に視線が痛いような。 ザヮザヮ 『王子かっこいいなぁ』 『あの王子の後ろの子』 『かっわいい』 ざわざわしてる。 あれだよね、 男子校ってホモのひと 多いっていうし… 海かっこいいから みんなこっち見てるんだ 凄いなぁ海 まぁ羨ましくはないけど(笑) 並べられたパイプ椅子に座り 早くおわんないかなぁ なんて思う。 「一年生代表、東条利紅」 利「はい」 リクと呼ばれた人が返事をして 立ち上がる 『利紅くん!』 『キャー』 『かっこいい!』 『黒さまぁ!』 え? なにあの甲高い声?! 男子校…だよね? ってか黒様? 海「今回も負けちゃったなぁ」 羽「今回?」 海「うん。俺は小学部から 白麗だからさ そして利紅も」 羽「あの人、黒様って?」 キャーキャーうるさい 海「あぁ、あれはね; あいつ黒の王子って呼ばれてるから(笑)」 利「1学年生徒会補佐に 岸田海を指命します。」 海「あいつ…」 苦笑いしながら 『はい』っと返事をして 前に出ていった。 『白様だ!』 『海様!』 『王子!こっち向いて』 また一層騒がしくなった。
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