ボクとキミとのホームルーム

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海「何してくれてんの?」 顔は笑っているのに 目だけが笑ってない そんな器用な表情をした海。 利「なにって?」 ニタニタした利紅は 満足そうにわざとらしく腕を組んで壁に寄り掛かった。 イラッ 海「わかってるよな?」 利「だからなにを?」 沈黙 この空気を割ったのが海。 海「本気なんだょ」 利「海…」 重たい空気が流れた。 利「お前はノンケだったよな」 海「あぁ…でもスキなんだよ!」 利紅の肩を掴んで 真面目な顔をした海… クスッ 不謹慎な笑いが溢れた。 利「海…そんな真面目な顔しちゃって…フッ」 海「なっ!あっ」 顔を真っ赤にして バカにされたことに気付く。 こいつの性格をよく知ってる はずなのに! 真面目な話をしてもバカにされる事は想定内だったのに…! 失敗したと思った頃には遅かった! 海だった…
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