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「結城。確かにモーニングコーヒーと共にエロ本を読むのは、日本広しといえど父さんだけかも知れない」 「父さん、それは違うぞ」  世界中探したって居ない。 「だからといってな、父さんは犯罪臭のするものには絶対に手を出さない」  父さんは、キリッと。凛々しい表情で、そう言った。  隙に、僕は表紙を覗き見る。  所謂アニメ絵。金色の髪の毛をツインテールに纏めた幼女が描かれている。  ただ、アグネスや石原が飛んできそうな……いや、ここはストレートに言おう。  幼女は全裸だ。 「アウトだ!! それは確実にアウトだ父さん!!」 「いや、セーフだ! 登場人物は皆18歳以上だ!!」 「それで法的にセーフだとしても人としては完全にアウトだろうか!!」 「ほぅ……結城。貴様は世界40億人のロリコンを敵に回す気か?」 「無駄に格好いいだと!?」  しかも40億人って。  多すぎだ。人類の半分以上かよ。 「所で結城。父さん最近、娘が欲しいと思い始めたんだが」 「今の会話の後にんな事言ってんじゃねぇよ!! 犯罪臭しかしねぇよ!!」 「こーら結城ー。今更お父さんがロリコンってぐらいで驚いてんじゃないわよー」 「妻としてそれでいいのか母さんーっ!!」
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