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翌日、
夕べの不幸で枕を濡らしながらも、学校へは行かねばならないので荷物をまとめる。
俺は高校の近くのアパートで1人暮らしをしている。
両親とも健在だが不幸すぎる俺は、高校を決めるとき親元を離れることにした。
両親を俺の不幸に巻き込みたくはないからな。
母親がいなければ当然、自分で朝食を作らなきゃいけない。
毎朝のことだしもう慣れたがたまには誰かが作った朝飯を食べたいもんだ。
里桜「いただきます」
今日はトーストにベーコンエッグと簡単なサラダ。
一般的な家庭の朝食と大差ないと思う。
そいつをさっさと食べて、誰もいない家に挨拶して学校へ向かった。
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