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健哉母「あら?ちがうの?」
健哉「ママ~どういうこと?」
秀「おばさんが言ったことはね間違ってないけどちょっと違うんだよ」
健哉「ん?」
秀「中学はね、ここじゃない中学に行く事になったんだよ!だからこの街からでていかなくちゃいけないんだ!」
健哉母「あら……そんな……どうして……地元じゃダメな理由でも?」
秀「おばさんも知ってるでしょ?うちの母が厳しいって事……」
健哉母「まぁそうだけど…でも私立だってあるんだし」
健哉「ん?ん?」
秀「母はダメなんです。なにがなんでもいい学校にいれたいみたいで……」
健哉母「でも…」
秀「少しでも母を楽にしてあげたいんです。だから母が言うことは聞いてあげたいんです。健哉会えなくなるけど…必ず遊びに来るからな」
健哉「うん!」
そう頷いた時だった葵が家に来たのは、母に頼まれて玄関まで葵を出迎えに行った。その後の母と秀兄の会話を俺は知らない……でいた
健哉母「辛くないの?無理しちゃダメよ」
秀「俺は大丈夫です。母のほうが心配だから……本当は健哉にあいに来るの反対してるんです」
健哉母「……」
秀「あっ気を悪くしないでおばさん……その……嫌いってわけじゃなくって……生きてれば妹も健哉と同じ歳だから……見てるのが辛いみたいです……だから……俺は楽にさせてあげたいんです……少しでも……」
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