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「それで、理奈、本当におじさんの相手なんかしているの」
理奈も茶髪にしてカールさせた傷んだ髪を指でいじりながら、話し始めた。
「相手っていっても、一日デートするとかだよ。夜には家に帰るし、キス以上はしたことないもん」
「それで、お金貰ってるの?」
「うん。一日で四万」
「四万円!?一日ただ一緒にいるだけで?」
雪江は目を丸くして驚いた。
そして、
「それ、高過ぎじゃない?危ないよ。絶対あとでなにかされるって」
と黒の艶やかな髪を耳にかけながら不安そうな表情を浮かべて言った。
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