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しかし。
この日、現れる転校生が。
俺の人生を180度変えるなんて、思いもしなかったんだ…。
「SHR始めるぞー、席つけ」
現れた担任…近藤センセーに皆の目線が向く。
そして次第に騒ぎ出した。
理由はあれだ、絶対転校生。
…間違いないよな。
「えー、今日は転校生が…」
「待ってましたぁぁ!」
サーカス一団の団長娘なんて知らない男子がやたら騒ぐ。
…煩いって。
これには転校生に同情。
本当にサーカス一団の団長娘なら、転校する度に騒がれてるんだろうな。
…可哀想に。
「静かにせんか。…入ってこい」
「はい」
静かに、大人びた声が響く。
次の瞬間。
クラスの男子だけでなく…。
同性の女子も。
女子キライの俺ですら。
彼女に目を奪われるハメになる…。
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