もう一人の男

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ここはIS学園。 軍事兵器"IS"、インフィニット・ストラトスのパイロットを育てる国際機関。 その中のとある校舎を見つめる一人の男。 頭には少し時代外れな白いソフト帽を被り、服はIS学園の制服を来ている。 ????「ここがIS学園かぁ。 いい風の吹く学校だな。」 彼の名前は、日色 駿(ヒイロ タカシ)。 今日からこのIS学園の生徒になる"男"だ。 なぜ、"男"を強調しているかというとISは"女性"しか動かせないからだ。 ????「あ~~!!そんなところで何をしているんですか!?」 駿は、おっとりとした巨乳の人に見つかってしまいびっくりしてしまった。 まぁ、悪いことをしているかというとしておらずただ校舎を見つめていただけだが。 駿「え、え~と、、ここに用があるんですけど。 そういうあなたは誰なんですか。」 真耶「はい、私はここの教員の山田真耶といいます。 今日ここにISが操縦できる男の子がくるはずなんですけど・・・。 えっと、まさか・・・」 駿「はい、私がその"ISが操縦できる男の子"の日色 駿です。」 真耶「え~~、あなたがそうなんですか!? では、すぐ校長室に行ってください。 校長先生がお待ちです。」 駿は、山田先生に連れられてIS学園の校長室に向かった。 中に入ると、綺麗な女性が校長の椅子に座っていた。 年齢は、50歳くらいに見えるが30歳といわれればそうとも見えるほど綺麗な女性である。髪は黒のセミロング。目は若干のつり目。しかしつり目であることとは裏腹になんとなく優しい雰囲気がある。 駿(綺麗な人だなぁ) 駿はそう思うと、その綺麗な女性が、 ????「初めまして、日色 駿君。 我がIS学園にようこそ。私はここの校長の轡木 綾子(クツワギ アヤコ)です。よろしくね。」キラッ 駿「はい、よろしくお願いします。」 綾子「で、あなたがここに転校してきた、というより"転校させられた"理由は、わかるよね?」 駿「はい、僕がISを動かせる男子だからですよね?」 綾子「そう、世界各国はあなたともう一人の男子"織斑一夏(オリムラ イチカ)"の情報を必要としている。あなたたちを研究すれば男性でもISを動かせるようになるかもしれないからね。」 駿「はい、織斑一夏君のことは私もテレビで見たことがあります。」 綾子「そう、なら話は早い。あなたは一年一組だからね。 織斑君と同じクラスよ。」 駿「はい、わかりました。でも何で織斑一夏君と同じクラスなんですか?」 綾子「今、言ったでしょ。織斑君のことは世界各国が情報を欲しがってる。それならもう一人の男子も同じクラスの方が研究しやすいのよ。」
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