勇者勇者

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「なら、そうならないかもしれないって事ですよね?」 「まあな」 ゲイボルグは良かった・・・・と安堵の息を吐いていた。 「ゲイボルグ、そうなるかもしれない確率もあるんだぞ?」 どっちかと言うとこっちの倒される確率が高いしな・・・・ だがゲイボルグは安心しきった顔でこう言い放った。 「だって熊田なら少ない確率でも掴めるじゃないですか!ほんの少しでも助かる確率があるのなら大丈夫なんです!」 ・・・・そんなこと言われて負けてはいられないな・・・・・・だったらやってやる、俺が勇者を倒す! 「弱気になっていたようだ、俺らしくない」
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