16人が本棚に入れています
本棚に追加
何故だろうか、慎二は彼らの前へ飛び出した。
ボコッ
「うっ!」
慎二の顔面に相手の拳が当たった。その衝撃で慎二は地面に倒れた。
「うう~」
「何だ?てめえこのおん―」
少女は少年の股間目掛けて蹴った。
「ぐあっ!うぎぃー」
地面に横たわる少年を通りすぎて、少女は倒れている慎二の肩に腕を通し立ち上がらせる。
「大丈夫か?」
「は、鼻が・・・」
「そうか、今から私の家で手当てをしてやる」
そう言うと、少女は慎二を支えながら公園を離れようとする。
「あの、あのふた「あいつらはあの姿がお似合いだ、いい勉強になっただろう」
少女は慎二と共に公園を出た。
「あっ!自転車」
「安心しろ」
すると、二人の前に黒の高級車とワゴン車が止まった。
最初のコメントを投稿しよう!