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※コレはなんとなく史実に基づいて書かれていますが、内容自体はオリジナルです。
家光と正盛は男色関係であったという説に基づき、家光の相手を正盛にしています。
元和8年、堀田正盛、酒井重澄らを初めとする大名達が小姓として将軍世継の徳川家光に仕える事となった。
兼てより男色家の気があった家光は、堀田、酒井に加え阿部重次らを寵愛し、中でも堀田正盛を特に寵愛した。
2人は主従関係を越えた恋仲の関係であったが、幾ら当時衆道等が認められていたとはいえ、将軍世継である家光は自分の意思とは関係無く嫁を取らねばならなかった。
その為、元和9年12月には正室である鷹司孝子と輿入れをしている。
しかし、その後も家光は相変わらず正盛との関係を続けていた。
そんな中、将軍でありながら世継を作らない家光を心配した春日局が各所から女中を召し寄せ、側室であるお振の方が千代姫を産んだのを皮きりに幾人もの側室が出来、寵愛した。
だが正盛との関係は相変わらずで、家光の寵愛の証拠に正盛は、寛永3年には小姓組の番頭に、寛永12年には老中に就任している。
後の寛永19年には下総佐倉藩に転封、11万国の大身となり稲葉正吉の後見も務めた程の大出世だった。
是も、家光の寵愛を受けていたからに他ならず、慶安4年の4月、家光が亡くなると共に堀田、阿部両名が殉死しており、正盛と家光の関係の深さを知る事が出来る。
このように、自分の身を以て相手への想いを表現する事で、2人の歩んだ道程が何よりも尊ぶべきものだと感じる。
了
後餓鬼。
小説にしたかったんだけどうまく書けなくて何か説明文みたいな感じになってしまった(苦笑)
是を元に小説を書いてみようかしら…
意外と時代小説って難しい…
でわ、さらばノシ
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