37人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
キュナ「えっとですね魔王って言っても人間を滅ぼしたり世界征服とかはしません」
皇「え、マジで」
俺が抱いていた魔王のイメージが違って意外と驚く
実際に滅ぼせなんて言われてもしないが
キュナ「むしろ逆ですね~人間界を平和に保つのが魔王でもありますから」
俺は静かに聞くしかない
キュナ「多分魔王様のなすべき事は3つですかね
一つ目が婚約者であるルナさんをお守りする事」
皇「え、ルナも関係あるのか?」
キュナ「当たり前です
少なくとも縁談を持ち込み断られた
魔貴族の何人かはルナさんを狙うでしょうし」
皇「そうなのか?」
ルナを見て
ルナ「ええ
ただ気持ち悪い奴ばかりだから断ったわ
全部ね
あなたとの婚約者を了承したのも
来た奴等よりはかなりマシだったからだし」
肯定して
心底参ったように言って
皇「そ、そうか」
苦笑して
んじゃ
俺が好きな訳では無いのか…
なんだろう、ちょっと複雑だ
キュナ「続けますよ?」
皇「あ、ああ…」
まあ、マシと思われているだけ
よしとするかな
最初のコメントを投稿しよう!