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皇「んじゃ無理だろうが、魔族に勝つとか今来たりとかしたら」
キュナ「そうですね……こう………頭がぽーんと」
皇「言わんで良い言わんで」
想像させんな
キュナ「まあ、何とかなりますよ♪」
にっこりと微笑み
皇「気楽だな~お前」
ため息をついて
キュナ「ところで皇さん」
深刻な顔で
皇「何だ、どうした」
少し緊張する
何か感じたのだろうか?
キュナ「お腹空いたのでご飯食べたいです」
お腹に手を当てて
皇「そっちかよっ!!!」
思わずつっこむ
……が確かに時間も夕方過ぎだ
俺もお腹が減ってきた
皇「母さん、どうする……
…ああ、はいはい」
母さんが無言でエコバッグと財布を差し出すという事は
買い物にいって来てという事らしい
母「じゃ、よろしく帰って来る頃には出来てるから♪」
キッチンに向かい
ルナ「あ、私も手伝います」
そこにルナも加わった
皇「じゃ、行くかな」
玄関へ
キュナ「私も行きま~す♪」
何かついて来た
皇「お前一緒に来る気か」
キュナ「はい、付き添いの使い魔ですから」
…使い魔として役立ってないというのは
内緒にしておこう
皇「格好をどうにかできないのか」
キュナ「大丈夫です、他の人には見えない様に魔法をかけますから」
信用出来ない
が、ここで恐らくごねても仕方ないだろう
少しは譲歩せねば
皇「はぁ、わかったわかった……ならちゃんとしろよ?」
キュナ「はい、肝に命じます」
敬礼
その帰り道…
俺は魔王継いだ事を心底後悔することになる
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