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目を覚ました時は、5限目の英語が始まっていた。教室に入ると、先生が心配顔で「みんなでお前を探してたぞ、何してたんだ。」と、言ったので、俺は「体育館裏で昼寝してたら、寝過ごしました。」と言った。先生は呆れた顔した。授業が終わり、放課後、俺は職員室で教頭から説教された。俺は吐息をついて、部活へと足を運んだ。すると、もう、練習が始まっていた。俺は急いで、体操服に着替えて、練習メニューをこなした。練習後、俺は水を飲んでいた。走った後なので、水を大量に飲んでいた。すると、部活仲間の樺島徹(かばしま とおる)が来て、俺に「何で、部活に遅れて来たんだ。」と尋ねた。俺は「教頭に説教された。」と答えた。すると、徹は「足が遅くて、頭が悪い奴が怒られたか。」と、嫌味で言った。俺は「確かに、陸上部の中では遅いが、テニス部やサッカー部よりは早い。」と、反論した。しかし、「でも、守は努力しても、頭は悪いしな。私立専願だろ。」と、笑いながら言った。俺は何かに推されて、「じゃあ、部活をやめて、公立に合格してやるよ。明後日に出す入部届けを提出しない。」と、威勢のある罵声で言った。[学校の部活は一年更新になっており、更新しなければ、自主退部になる仕組みだった。]俺は制服に着替えて、帰宅した。両親には「受験に備えて、部活をやめる。」と言ったが、親は猛反対だった。それを押し切って、俺は陸上部を退部した。不思議な力、闇を使い、人生を変えるために・・・・・ 第1章完
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