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25年間の人生の中で本当の身体の相性というものを私はこの時初めて知った。
拓也の舌と指が容赦なく私の身体中を襲う
優しくピアニストのような指使いと、絡みつくような舌使いでたっぷりと焦らされた私は、自分の身体がおかしくなるんじゃないかと思える程びしょ濡れになった。
私も負けじと彼の硬くなった物にむしゃぶりつき、いやらしくねっとりと自分の舌を絡ませる。
そして私はとうとう我慢できなくなると、自ら拓也の上に股がり彼の硬くなったものを自分の中へ滑り込ませ、ゆっくりと腰をグラインドさせた。
彼の物が私の中をかき回し私はさらにぐしょぐしょになると、気が遠くなりそうな程の快楽が何度も何度も私を襲う………
私と拓也は時間も忘れ、朝まで何度も何度もお互いの身体をむさぼりあった。
まさに快楽に溺れるとはこのような事を言うのだろう。
本当に最高だった………
私はこの日、婚約者がいる事を勇気を出して打ち明けた。
「ごめんなさい、実は私婚約者がいるの……」
「えっ………」
拓也はきょとんとした顔を見せると言った。
「凄い事告白されちゃったなあ」
苦笑いを浮かべながら私を見つめる
「どうしたらいいの?」
「どうしたらって……じゃあ結婚するまでは一緒にいようか」
「いいの、そんなので…」
「しょうがないじゃん」
拓也の言葉に私は自然とはにかみながらうなずくと再び身体を求めあった。
そう、それはお互い割りきった本当に軽い始まりだった。
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