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ライバル出現
桃組の中で俺ってば群を抜いてカッコイイんだ。
でもなぜかアイツの周りにみんな集まってる。
俺んちの近所に住んでる
【タケル】
誕生日も俺と同じ
12月25日。
血液型も同じ
B型
性別も同じ
♂
俺が凄過ぎるから周りは近付けないんだなきっと。
タケルは一般庶民だから下々の者と上手くやっていけるんだろう。
俺にはヤツらと仲良くする義務なんてないからな。
せいぜいがんばれや(笑)
ユミ『タケルくん!今日一緒に帰ろう!(もじもじ)』
タケル『うん!いいよユミちゃん。一緒に帰ろうか(笑)』
なっ!
なんだそれ!
なんでタケルなんかとユミが帰るんだ?
あっ!
そうか!
わかったぞ~(ニヤリ)
タケルんちと俺んちは近くだからな。
ホントは俺を誘いたいけど恥ずかしくて言えないからタケルをダシにしようと言う作戦か…
全く、女ってのは面倒くさい生き物だよな。
素直に俺と帰りたいなら『お願いです一緒に帰ってください』と言えばいいのによ(笑)
タケル『しんちゃん!一緒に帰ろうよ』
タケルは俺に憧れてるからな…仕方ない帰ってやるか(笑)
シンジ『おおっいいぜ!』
ユミ『なんでしんちゃん誘うのよ!タケルくんってば』(ボソボソ)
タケル『ん?何か言った?』
ユミ『な、何でもないよっ、じゃ帰ろうか?』
タケル『いこうか(笑)』
ユミも俺と帰れるもんだからすっげー笑顔だよ(笑)
ホント参るぜ!
タケル『しんちゃん~!早く来ないと置いてくよ~』
ユミ『早く行こうタケルくん(アイツが来る前に)』
シンジ『ちょっ!お前ら待てよ~』
今日も果てしなくイタい男【シンジ】
シンジはタケルに勝つことができるんだろうか…
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