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(真っ白だ・・・)
飛鳥の前に広がるのは白い世界だけ
「ん?煙り?いや・・・金色に輝く煙りなんて初めてみるな」
飛鳥が自分の周りを確認していると、金色に輝く霞みがかった靄(もや)が出はじめた。
『おはよぅございます』
(え!!?何処から声が・・・)
『目の前に居るではないですか』
(目の前!?てか俺今喋ったか?)
「目の前には煙りしかないけど・・・」
『それが私です』
「え・・・いやいや、流石にそれはないでしょ」
『仕方ないですね・・・』
そう声が聞こえると煙りがだんだん濃くなっていき、なにかの形を形成し始めた。
『この姿で話をしましょう』
そこに現れたのは金色に輝く鳥
『私に決まった姿はありませんので、これは貴方にわかるように姿を変えました』
「すごい・・・綺麗だ・・・」
『そうですか、では本題に入りましょう』
「え?」
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