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~数時間後~
リリア「……よし、決めました!!『マカ』とかどうですか!?」
少女「…………」
私が試行錯誤の末、やっと考え出した名前を口にした時、その子は近くにあった石に腰掛け、あの鳥籠にいた時と全く同じポーズで夢の中へと行っていました
辺りももう既に真っ暗……さすがに時間をかけすぎましたかね……?
でも、やっぱり名前はその人が他の人から一生呼び続けられるものですし……
……まあ、結局音の響きでつけてしまったんですけどね←
リリア「……とりあえず、寝られそうな場所を探しますか……」
そう言うと私はこの子……いえ、マカちゃんを起こさないようそっと抱き抱えると寝られそうな場所を探しに歩き出すのでした
~翌日~
リリア「……ん、くあぁ……」
翌朝、私が起床すると隣では相変わらずあの体勢でマカちゃんは寝ていました
……一応、あの後ちゃんと横に寝かせたハズなのですが、いつの間にこの体勢に……
しかも寝てる時まで無表情。遠目からみたら人形かと思える程に
……本当にこの子には心がないのですね……
私がこの子の存在を知ったのはつい最近。創造神イヴ様からのお告げでした
最初はあの偉大な魔術師マリン・サントリナに娘がいて、さらにその娘を心のない『兵器』にしようとしてるだなんて信じられませんでしたが……
……いざ、それが事実だということをこの目で見ると複雑でした
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