無感情人形~ノーフィーリング・マリオネット~

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~2年後、天界~ ビャクヤ「……創造神イヴ・エデン、居るか?」 神殿内に凛とした声が響く イヴ「あ、ビャクヤ♪なーにー?」 その声の主を幼子の様に甲高い声が出迎えた 出迎えられたその声の主――統治神ビャクヤ・ロードは静かに、しかし厳格さを含んだ声で答える ビャクヤ「例の"突然変異種"は今どうなっている?」 イヴ「突然変異種~?……ああ、あの異常魔力の女の子のこと?」 それに対し、イヴは相変わらずの調子でそう返すと、目をつぶり、数年前にビャクヤに言われるがままにその女の子を助け出すようお告げを出した自分の信者の人間を神力で捜し始める イヴ「……でも何で僕がこーゆーのやらなくちゃいけないの?」 ビャクヤ「あれ程の突然変異種を兵器などにされてみろ、それだけで世界のバランスが崩れる」 イヴ「そーじゃなくて。僕はあくまで創造神……世界が創造された今、僕は傍観者であるべきだ、って言ったのはビャクヤじゃん」 ビャクヤ「それはケースバイケースだ。今回はたまたま暇そうな神がお前しかいなかっただけのこと」 イヴ「ふーん……あ、いたいた♪見つけたよ、ビャクヤ」 話しながらも捜索を続けていたイヴが目を開けつつ、言葉を続ける イヴ「今、マリン・サントリナの追っ手に襲われてる真っ最中みたいだよ♪」
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