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――ズガァン!!!!
リリア「くっ!!!?」
マカ「…………!!」
これは……マズイ、ですね……
影達が自爆を始め、私達の周りで次々と爆風やそれによって壊された建物や影達、そして陰達の破片が飛び交います
……今、彼女の相変わらず無表情な顔の瞳に微かに涙の色が浮かびましたが、今は彼女のその僅かな前進を喜ぶ暇はないようです
私は一本の腕――影の爆発に巻き込まれなかった方の腕で彼女を抱き上げます
そして、私は駆け出しました
彼女の悲しげな瞳を無視して――その悲しげな瞳に映る、皮膚が焼け爛れ炙られた肉が露になり、もはや原型など全く残っていないのに尚、まだ私の肩から下がるその"腕だった肉塊"を無視して
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