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―――――――
リリア「……統治、神…………?」
ビャクヤ「そうだ」
にわかには信じ難い話。しかし目の前に佇むその人から発せられると何故か信じられてしまう。そんな不思議な方でした
この人ならばマカちゃんを安全な場所まで逃がしてくれる事は確実……そう本能の様なものが私に告げます
私は迷わず……いえ、迷う暇などなくその本能に従いました
私がもうダメなのは、自分が一番良くわかっていたから
――ただ、目を背けていただけで
ビャクヤ「…………冥福を祈る」
そしてビャクヤ様はもはやショックで声を失ったマカちゃんを受け取り一言そう言うと、何の躊躇いもなく私に背を向け飛び去りました
そして私は目を向けます
さっきまで目を逸らし続けた現実――パックリと大きく口を開き、中のものを全て体外へと露出させた私の腹部、そして……もうとっくに動きを止め、体外へとさらけ出された私の心臓に…………
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