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クロム「てか俺、魔王じゃなくてこれでも神なんスけど」
勇者っぽい人「嘘をつくなっ!!」
こんな不毛なやり取りをしつつ、俺は相手の動きや技、戦い方等を即座に記憶&記録して、それを全く同じに再現していく
べつに昔記録したもっとずっと強い奴らのを再現して戦ってもいいんだが、それで死なれるのはちと困るんでな
クロム「……そういえば……あのちびっこ何処行った?」
魔法使いっぽい人「……は?何を言っているの?」
戦士っぽい人「それよりもよそ見なんかしてていいのか!?オラァッ!!」
クロム「少し黙れゴリラっぽい人」
戦士っぽい人「誰がゴリラっぽい人だコラ!!」
お前以外に誰がいる(笑)
……あ、いたいたあのちびっこバグ君。玉座の後ろで震えてた
クロム「ちょっと待ってなちびっこバグ君(笑)すぐに終わるから」
?「…………?」
あんまり怖がらせたまんま放置したくないし
勇者っぽい人「すぐ終わるだ?やれるもんならやってみろ!!」
クロム「そうか?じゃ、お言葉に甘えて……『蒼の書』」
俺がそう言うと同時に、手に持つ本が青く光る
これは俺がまだ『つくる』ことができた時に自分でつくった技
クロム「ま、殺しはしないから。『蒼の書、第十節~意識の章~』」
相手の目の前に西瓜程度の大きさの泡が出現し、すぐさま弾けて割れる
すると相手の意識はあっという間にフェードアウトして相手側は皆その場に倒れた
呆気ないな。ま、その方が助かるっちゃあ助かるんだが(笑)
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