1人が本棚に入れています
本棚に追加
およそ20分前。
私はいつものメンバー、美香、弘美と共にカラオケを楽しんでいた。
女子だけといいものは、気心が知れた仲だと随分と気持ちもOPENになるもので。
予定があると言いつつ、特に何もなくカラオケ屋に入ったので完璧に私は油断し、騒いでいた。
そんな所に突如として美香の携帯が鳴り響く。
「美香が浮気よ!弘美!美香が私と言うものがありながら浮気をしにいったわ!」
なんて、マイクで大声で叫んでいた。
だが、そんな私達を気にも止める事はない美香。
それが素敵でもあるが、構ってもらえないのは少し寂しい。
とか思ってるうちに美香が再び入室。
ものの1、2分だった。
「おかえり~…」
そう備え付けのマッサージチェアで寛ぎながら私は美香を出迎えた。
弘美も歌っていた曲を中断して美香を出迎える。
だが、私達の視線は後ろに控えて入ってきた男子2人へ。
………誰ですか?
そう思ったけれど、室内に鳴り響く音楽のせいで私達の声は掻き消された。
結局、名前も知らない男子2人と共にカラオケを現在続けている状態になってしまっている。
最初のコメントを投稿しよう!