俺とヤンデレな彼女

8/9
前へ
/12ページ
次へ
もちろん夢だった。目覚めた俺は異様なダルさに襲われていた。これは……うん。サキュバスにやられたんだ。 起きたら、戦闘が終わるところだった。 「じ、地獄に栄光あれ!」 はいはい。 「わーい」 「やたー」 独特な方法で天使とサキュバスさんが歓喜を表現している。 ハイタッチを交わしたあと、さらにふたりの距離は縮まっていき……キスした。 金髪の可愛い悪魔と馬鹿な天使のディープキス。 うーん。こんな状況じゃなけりゃ何か思うかもしれないが、今は体がだるすぎる。 「夢魔長が敗れたか……」 どこからとも無く声が聞こえてきた。 「何ッ」 天使が反応する。おい、抱き合ったままだぞ。 「私は地獄の王……代理みたいなものだ。次は私が相手だ。私を倒したければ地獄の底まで来い!」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加