告白

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蓮水君に呼ばれて、屋上まで来てしまった。 「あの……蓮水君? どうしたの、急に」 いつもとは違う真剣な表情に戸惑ってしまう。 風が冷たい。 ひんやりとした乾いた風が肌を撫でていった。 「小野寺先輩」 身構える私を見て、蓮水君はよりいっそう真面目な顔になる。 そっと彼の手が私の頬に触れる。 「あ、あの、蓮水く……」 きつく瞳を閉じる。 むに。 「え?」 両手で頬を横に引っ張られた。 「鈍感」 「……え? あの……」 「いいんです。分かってたから。……ほら」 突然何者かが激しく扉が開き、静寂が破られる。 屋上に現れた人物は、足早に近づいてきてそのまま私をふわりと抱きしめた。 .
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