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琢磨は、懸命に丁寧に解しながら、中に残る残滓を掻き出す。
そして、暫く掛かって漸く全部の処理を終えると、また湯船に浸かる。
丁寧に、遥の身体を洗う。
小さな身体だ。
とても・・・・・・15の身体ではない。
気がつけば、琢磨は涙を溢していた。
暫くして、充分暖まったのを確認すると涙を拭いて立ち上がり湯船から上がる。
脱衣所では、春樹がタオルを抱えて待機していた。
春樹は遥を受け取り丁寧に身体を拭く。
琢磨は手早く身体を拭き、バスローブを着ると、遥を受け取り自分の寝室へ向かう。
そして、優しく遥を寝かせる。
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