琢磨の思い

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だから、俺はこの学園に入ってからも、最初は全く楽しくなかった。 だが、翔太や総司に出会った。 それからは、世界が違って見えた。 俺の力を活かしてみたいと思うようになった。 色んな事を試した。 親には内緒で会社を起こしても見た。 中々に業績も良く、結構有名な会社になった。 親達は、懸命にその会社の経営者の正体を知りたがっているようだが、今の所は正体も知られていないようだった。 上手く逃げているようだな。 というか、絶対掴まらない。 俺達は上手くやって来た。 だが・・・・・・。 人については、あいつら以外にどうしても興味を持てなかった。 誰から、好意を持たれても決して惹かれなかった。 何故だか判らない。 俺は・・・・・・欠陥品なのかもな。 そう思っていた。
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