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暫く話をした後、それぞれ三々五々部屋に戻って行った。
春樹も片付けも何もかも済ませると自分の部屋に帰って行った。
本来、春樹は琢磨専属の執事。
ならば、同室に・・・・・と春樹は主張したのだが、琢磨は何故か頑として聞き入れなかったのだ。
たとえ専属執事でも、公私はきちんと分けるべきだと。
必ず、私・・・に戻る時間は必要だと主張し部屋を別にさせていた。
まあ。
合鍵は持たせ、何時でも来れるようにはしたので、常に勝手に入り掃除や選択や身の周りの世話を行っていた。
全員が居なくなったリビングで琢磨は大きな溜息をつくと心配そうに遥の部屋の方を見た後、風呂に入って、自分の部屋に戻って眠った。
明日こそ、何事も無い事を祈りながら。
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