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笑う君が好きだった
僕の隣で笑う君が好きだった
そのことに気づくのが遅すぎた
気が付けばそこに君はいない
時間わ戻らず廻り続ける
気がついた時には遅すぎて
君の涙がこぼれ落ち
僕は虚空を虚しく掴んだ
僕の手は君には届かなくて
君は雪の様に消えていく
君の名を叫んでも君には届かなくて
僕の声は風に溶ける
「ありがとう」
君は泣きながら笑う
真実だと泣き
真実じゃなければと笑う
「行かないで」
僕は笑いながら泣く
嘘だと笑い
嘘じゃないと泣く
気づけば一人
虚空を虚しく掴んだ手には一輪の白い花
空を見上げる僕は一人
空を見上げる君は一人
また巡り会うその時間を夢見て
君は一人
僕は一人
眠りに落ちる
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