P.P.S.

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連れてこられたのは小田切って表札があるキレイなお家。 玄関の扉を開けて迎えてくれたのはおとなしそうな女の人。 家の中に案内されて、後をついていくと、大きなソファにゆったりと座って新聞を読んでいる男の人が見えた。 オレが部屋に入るのを視界の端の捕えた男は 「なんだ、本当に送られてきたのか。いくら付き合いだといったって、こんなのどうしたらいいのか…」 困った顔をした男はため息をついた。 あれ? オレを部屋に案内してきてくれた女の人を振り返って見てみると、こっちも困惑顔。 あれれ?もしかしてオレ歓迎されてない感じ? おかしいな。 お前が行く家は、それなりに地位のある人の家だから、幸せにしてもらえって社長が言ってたのに。 いくら見返りを求めないアンドロイドだって、愛を貰えると嬉しいんだけどな… しばらくの間、オレを上から下まで見ていた男の人は急に携帯電話を取り出してどこかへ電話をかけはじめた。 「…もしもし。あぁ、竜か?」 …竜?
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