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フロニャルドの一人一人が優しいから、本格的な戦争がないのではなく、戦争する必要がないから、しないだけなのです。
だって、戦争とは基本『外交』なわけですから。自分の国で不作に見舞われたとか、環境が変わって住めなくなったとかで、飢える民をなんとかするために、『外の国を攻め込む』という手段に出るわけです。それでもって豊かな領地を獲たり、あるいは戦闘終了後、首脳陣が交渉の席で「我々はこれだけの軍事力を持っているから、そっちの収穫の分け前◯◯分寄越せ~」といったりするわけです。
そのままでは民衆が食えない(資源が足りない)ということがあるから、戦争という外交手段があるわけです。だから、『食いぶちに困ることがほとんどない』フロニャルドに戦争らしい戦争がないのも、あるいみ理にかなっているわけです。
また、戦争によって社会インフラが破壊されることもなく、一度発生した文化は消えにくいことから、マスコミ文化はフロニャルドの文明レベルとしては、異常なまでに高度な次元に到達していたのでしょう。
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