第1話

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「お、オイっ」 「な、ななな、何だよ!?」 「お前、が……お、お前が赤面してどーすんだよ!?」 「ッ!? ~~~っ!!」 金髪にそう指摘されれば余計に意識してしまい、顔が一気に熱くなった。 金髪の顔も相変わらず赤い。 あーもう!これじゃ埒開かねぇよ!! 「ん…んんっ! ……で、肝心の依頼の方なんだけど」 「あ、ああぁ!そ、そうだな、依頼だなっ」 俺は咳払いをし、何とか軌道修正をしようとした。 だが金髪の表情は未だに堅い。 まァ話は一応元に戻ったし、金髪はこの際無視だな← 俺はそう判断し、とりあえず依頼の内容を話すことにした。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「…なるほど。ジイサンの遺言書を見つけてほしい、か…」 「あぁ。でも無理なら別にいいぞ」 「ハァ?」 依頼内容の確認をする金髪に対し俺がそう言い切ると、金髪は間抜けな声を出してきた。 前の方に言ったと思うが、この金髪とウマが合うとは思えないし、正直本当に頼る相手を間違えたと思っている。 じゃー何で依頼内容を話したかって? いや、だって流石に何も話さないので帰るのは… 「失礼だろ!!」 「ッ!!?」 一瞬、心を読まれたのかと思った。 でもこの言葉は金髪自身の言葉のようだ。 つーか金髪何か怒ってる!!? _
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