第一章

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夢を、みた。 俺が死ぬ。 胸にナイフを刺され、血が流れ、止まらなくなり…死ぬ……だが死ぬ前に目を覚ましたようだ。 「……ふぅ」 シャツは汗でびっしょりに。 久し振りにこんな夢をみたな。 誰に刺されたかもわからない、そんな夢なんて。 夢でよかったと思う反面、続きはどうなるのかなんて気になったりする。 ま、死にたくはないけどな。 「雅史ーーー!もう学校行く時間じゃないの?」 下から声が聞こえた。 その声が一層ここが現実だということを証明してくれる。 「今いくよー」 とりあえず、汗だくで学校なんていけない。 シャワーを浴びることにした。
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