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次に意識が戻ったとき、彼はパソコンの前に突っ伏していた。
長い間コマンドを受けなかったために、それはシャットダウンされている。
周囲の様子から判断するに、さっきのは夢だったのだろう。
悪夢にうなされた結果、彼の頬にはうっすらと涙のあとが残っていた。
いっそ、全てが夢出会ったらよかった。
学校のことも
いじめのことも
そして、彼女のことも…
彼はゆっくりと起き上がり、寒い現実世界から、暖かい布団の中に自分を逃避させた。
曇り空は、やはりただ無感動に彼を眺めていた。
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