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「風邪って事しか聞いてないですけど…。栞に何かあったんですか?」
「栞…栞はねぇ。賢治君に…監禁されてるみたいなの…。」
泣きながら栞のお母さんが話始めた。
賢治君とは栞の彼氏。
「監禁!?どうゆう事ですか!?」
夏世が叫んだ。
「栞が家に帰って来なかったから、心配で栞に電話をかけたの…。」
‐栞とお母さんの電話‐
『…お母さん?』
『栞!?あんたどこにいるの!無断で外泊なんて絶対に許さ…』
『…たす…て…。』
『えっ?』
『助けて!お母さん!』
『ちょっと栞!?今どこにいるの!?何があったの!?』
『あたし…賢治に殺されちゃう!賢治から…賢治から離れたいよぉお!』
『賢治君!?賢治君の家にいるのね!?お母さん今から行くから待ってなさい!』
『…来たら殺す。』
ブツッ
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