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「大丈夫です!」
「敬語じゃなくていいよ。メールの時は、タメ口だったでしょ。」
「あ…うん。」
優しい卓志に私はどんどん惹かれていった。
大人っぽいのにどこか幼さもあって、話しやすくて一緒にいて楽しかった。
周りはいつの間にか暗くなっていた。
帰り際の時、手を引かれた。
「茉奈。俺、茉奈の事絶対幸せにする。茉奈が好きだ。俺と付き合ってくれ。」
真顔でそう言われた。
夢のような言葉を言われて、私の顔は真っ赤になった。
でも、これは現実なんだ。
私は泣きそうになりながら
「うん。よろしくお願いします。」
泣きそうになるのを必死にこらえながら私は言った。
そのとたんに卓志は私を抱き締めた。
温かくていいにおいがした。
「マジで嬉しい。」
耳元で囁いてくれた。
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