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花奈さんのお父さん。
もう一人は花奈さんのお母さんだった。
「おじさん…」
やっと声が出るようになり、花奈さんのお父さんを見た。
花奈さんのお母さんもこちらに来て、僕の母さんと何か話してる。
泣いていた。
おじさんの方も、わかりにくいけど…
「おじさん。―…花奈さんは?」
「花奈は…―。中にいるよ」
「何で!?何でなの!?僕は花奈と一緒にお昼食べたんだ!!何でなの!?おじさん!!」
僕は取り乱してしまい、おじさんに問いまくってしまった。
自分でも、何を言ってるのかわからなかった。
頭の中が真っ白で、何も考えられなくなった。
母さんに落ち着かせられて、無事に終わるのを祈っていた。
時間の感覚がわからなくなるくらい、長く、長く、長く感じた。
手術中のランプが消えた時は、胸の鼓動が止まるんじゃないかと思った。
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