「短編小説2」

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昼御飯を食べ終わり、煙草が吸いたくなった俺は、夏希さんに再度お礼をしてから店を後にした。 夏希さんとゆうのは、隣に座っていた女性のことだ。 話している内に打ち解けてって、名前まで教えてもらった。 最初は当然のように名字で呼んでいたのだが、夏希さんが名前で構わないと言ってきた。 もちろん断ったが、押しに弱い俺は折れてしまい、さん付けは譲れないとして渋々だが名前で呼ぶことになった。 こっちだけが名前で呼ぶのもあれだからと、俺も名前でとお願いした。 「あれ?夏希さんも煙草を?」 「ええ。最近になってまた吸い始めたんですけどね」 煙草を吸っていると、喫煙所があるところに夏希さんが来て煙草を吸い始めた。 聞いてみると、1度は辞めたみたいだがストレスとかのせいもあり、また吸い始めてしまったと。 しかも夏希さんも、俺と同じ煙草を吸っていた。
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