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僕の想いは届かない。
花奈さんはきっと僕の事を、弟のように思ってるから。
それを僕は理解してる。
理解してるけど、好きって気持ちに変わりはないんだ。
楽しそうに話してるのも、たまにわかんないようなことをしたりしても、行動が歳に合ってなくても。
僕は、そんな花奈さんを見てるだけでも胸がドキドキする。
この音が聞こえてるんじゃないかって、思うときもあるほどだ。
ご飯を食べ終わり、約束通りに花奈さんの奢りでファミレスを後にした。
「じゃあ、私はバイトに戻るね♪」
「うん。気を付けてね」
「翔君もね♪」
途中の道で、花奈さんとは別れた。
僕はまるまる残った千円札が入った財布を手に、本屋さんへとむかった。
欲しい本が見当たらなかったから、店を出ようとしてふと目についた本があった。
花言葉に関しての本だった。
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