「短編小説1」

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試しに向日葵の花言葉を見てみようと思い、手に取り向日葵のページを探してみた。 すぐに見つかったが、以外にもたくさんの意味があり驚いてしまった。 花言葉とかよくわかんないけど、少し勉強になった気がした。 1つだけ覚えた。 向日葵には、『あこがれ』ってゆう花言葉がある。 なぜか、その花言葉だけを覚えていた。 家に向かって歩いていると、花屋が閉まっていた。 いつも閉まってる時間より、かなり早すぎる。 変には思ったけど、特に気にすることもなく家に着いた。 珍しく母さんが帰っていた。 「ただいま。今日は早くない?」 「出掛けるよ。急ぎな」 「帰ってきたばっかなんだけど」 「いいから行くよ」 「わかったよ」 母さんの車に乗り、どこかへと向かうことになった。 母さんの雰囲気がいつもと違うことを感じ取った僕は、ピリピリとした車の中で黙ったままになってしまった。
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