南街猿編

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一人黙々と馬車を引き幸子。 ス「ではこれから、よろしくの、幸子さん。」 幸子は泣いた、やっと無視しない仲間が出来たと。鈴木はどちらかと言うとボケのはずと。 サ「おじいちゃん、よろしくね~。」 振り返り元気に言った幸子。 がっそこに鈴木はいなかった。 鈴木は桃太郎の肩を揉んでいた。 幸子は思った、できる、このジジイ、もも様に取り入ろうとは。 勝ち誇った目で幸子を見る鈴木。 今長きに渡る二人の戦いが始まった、どちらが一番下かと。 小さいぞ、二人とも。そんな戦い無意味だぞ。せめて一番を目指せ。
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