蛍の心編

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ス「待つのじゃ、屍じゃないぞ、無視しただけじゃ。」 鈴木の声は誰にも届かなかった。 ス「なっこのワシが無視じゃと。」 サ「しょうがないな、おじいちゃん。」 ス「いやじゃ~。」 蛍は笑っていた、何百年も閉じ込められて淋しかったから、今が本当に楽しいと。 この人について来てよかったと。 ちょっ、待って、睨まないで、ホントの事でしょ? やめて、火つけないで。 ナレーションは業火に包まれた。 そして泣いた、仕事をしただけなのにと。
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