出会い、犬編。

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ハッ、ここはどこ?目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドの上。 モ「よかった、やっと目覚めましたね、急に倒れるから心配しましたよ。」 急に男が自分の頬に手をあてながら言う。 自分の顔が紅くなるのがわかる。そして涙が、あたしはきっと誰かに優しくして欲しかった。長と言っても一族で遺されたのは自分だけ。 例え相手が人間だったとしても嬉しい。 モ「よかったらお名前を伺ってもいいですか?」 サ「あたしは、」 モ「あっよかったらここに。」 サ「うん。」 幸子は何も考えず名前を書いた。 すると男の表情は一変した。
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