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朗の肩を掴んだチンピラAが鬼の形相で怒鳴り上げる。
「ぅおらぁ、ワレぇぇ?どこに目ぇ付けて歩きよんならぁぁぁ?」
(訳:やあ、君?どこに目を付けて歩いているんだい?)
チンピラB、Cも後に続く。
「お前誰にぶつかってそがぁにメンチ切りよんやぁぁ?」
(訳:君は誰にぶつかっておいて、そんなに睨み付けていると言うんだ?)
「意気がるんも大概にせぇよ、おぉ?」
(訳:思い上がるのも大概にしたらどうだい?)
朗を囲む様に、三人のチンピラは並び立つ。
「クソが…めんどくせぇ…」
朗は、振り返る僅かな時間に状況を確認し、三人を潰すプランを脳内にて完成させた。
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