プロローグ

11/16
前へ
/23ページ
次へ
その夜、帰宅したおじいさんに、おばあさんが 「話しがある」 と自室に呼び出していた。 「バレたか……」 そう思案するおじいさんに対し、おばあさんは俯いてお腹をさすっていた。 「おばあさんや、どうしたと言うんだい? わしら夫婦に隠し事は無しじゃ!何でもわしに話してくれないか?」 と秘め事を胸に宿すおじいさんが優しくおばあさんに促す。 すると、おばあさんは俯いた顔を上げ、そして僅かながら顔を赤らめ、おじいさんに言った。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加