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「MA ZI KA YO?」
ついついアルファベットで片言になる程におじいさんは驚いた。
それもその筈である。
「まさかあの一夜の……」
そう、それはあの事件の夜の出来事。
それは二人だけの秘め事。
あの桃を食べた夜、神々しく光り輝く一本の竹を見た夜。
何故か二人は高奮る身体を抑えられなかった。
そして二人は求め合った。
そして二人の間に舞い降りた、小さな命。
二人はその命を大事に、大事に守り続けようと誓った。
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